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あおさんのブログ

こんにちは テアトル・エコーの青柳敦子です。「ぐるっぽ・ちょいす」というユニットで、舞台作品を作ります。ワークショップも開催します。人と人とのふれあいと、笑いを求めて今日も行く!! 一匹狼の演出家です。

   
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ぐるっぽ・ちょいす公演『ご臨終』の舞台で
小さいながら印象的な存在感を示してくれたものがあります。

アマリリスの球根

アマリリスはこの芝居のキーワードにもなる大切なものでした。
チラシの真ん中にも、ドーンと入れさせてもらいました。

ご臨終表

ご存知の方も多いと思いますが、アマリリスの球根は、玉ねぎよりも二周りぐらい大きな、ごっつい面構えをしています。

芝居の中で、ケンプはグレースに言います。
「灰(遺灰)についてはステキなアイデアがあるんだ
土に混ぜて、アマリリスの球根を植えるっていうのはどう?」
芝居の前半で放たれるこの台詞はグレースにショックを与えます。

ですが二人の生活も1年が過ぎ、あんなことこんな事が起った末に、やっぱり一緒にいることを選んだケンプに、今度はグレースが言います。
「私はアマリリスになりたい」
あなたの手で、私をアマリリスにしてちょうだい……私はあなたに看取られたい……二人の気持ちが通い合う美しい瞬間です。

そしてエンディング
グレースのいない寝室で、ケンプは植木鉢に遺灰を入れ……
球根を植えると……

  
(左:火葬組ケンプ 酒向芳  右:土葬組ケンプ 藤原堅一)

そのままベッドサイドに座って、なにかを待ち続けます。

  
(左:火葬組ケンプ 酒向芳  右:土葬組ケンプ 藤原堅一)

そして明りが落ち

芝居が終わります。

こんなに素敵な、見事な働きをしてくれたアマリリスの球根。
劇場が小さかったので、本物を使いました。

上演中、劇場の暖房で目をさましてしまった球根は、わずかに葉を伸ばし始めてしまいました。
芝居の設定上、ここで芽が伸びていては困ります!!
止むなくカッターで葉の先を切り、切り口をライターで焼きました。

その上、置かれている環境は湿り気のあるねんど(土っぽく見えるもの)の上。
葉と一緒に伸び始めた根も、千秋楽の頃には根腐れを起こして、ポロっと落ちてしまいました。
うううう、過酷な労働条件だったね……

そして今、鉢植えに植えかえられているのですが……
どうやら根腐れが進行している模様!!!
あわてて鉢から引き揚げて、もう一度乾燥させています。

どうか死なないで!!!
お願いだから、ちゃんと芽を出して花を咲かせてほしい!!!
頑張れアマリリス!!!
アマリリス頑張れ!!!
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