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あおさんのブログ

こんにちは テアトル・エコーの青柳敦子です。「ぐるっぽ・ちょいす」というユニットで、舞台作品を作ります。ワークショップも開催します。人と人とのふれあいと、笑いを求めて今日も行く!! 一匹狼の演出家です。

   
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2014年1月9日のブログで「MOA4 ウィンターストリートクラシック」のことに触れさせていただきました。今日はその続編です。

初回を飾ったシャーロット・ロスチャイルドさんのソプラノコンサートに続き、2回目は12月21日の土曜日に開催されました。
陽気で軽やかなオペレッタ(喜歌劇)の名作「こうもり」のコンサート形式上演でした。
指揮はシリーズ監修の栁澤寿男さん。
そして物語の語り手として、長井秀和さんが登場してくださいました。

ちょうど街がクリスマス・ムードに包まれているこの時期なので、何かそれに合ったひと工夫をというご依頼をいただき、物語の中のパーティーシーンにちょっぴりだけクリスマス色を加えさせていただきました。

こんな感じ……

本当にささやかでしたが……(*^。^*)

通りかかったお客様から「ヨーロッパでは見かける光景だったけど、日本でもこんなにクオリティの高い演奏を、こんなにさりげなくできるようになったのかとびっくりしました!」という感想を頂戴したそうです。

そうですね。さりげないという言葉はぴったりだったかもしれません。
敢えてステージも客席も組まず、目立った看板も作らない。
だけど、ちゃんと生のピアノ(アップライトでしたが)を運び込み、プロの歌い手がさりげなく歌う……。

そして、空間演出にはステキな香りをあたりにふんわり漂わせて……。
香りの演出は、葵智恵子さん。

まさにさりげないコンサートだったと思います。
雪が降るかと言われたほどの寒い中、足を止めて聞き入ってくださった皆様に、心から感謝いたします。



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昨年の夏、あの第九フラッシュモブをやったご縁で、こんなイベントに再び呼んでいただきました。(あの第九フラッシュモブのことはこちら

2014年の幕開けは、クラシック音楽で……
しかも街角で!!
もちろんフリーで……

題して「MOA4 ウィンター ストリート クラシック」

4回のシリーズで開催されたこのストリートコンサートは、昨年の暮れに2回開催されました。2013年の12月8日、シリーズのトップバッターを飾ったのはイギリスから来日なさったシャーロット・ロスチャイルドさん(ソプラノ)の日本の唱歌の数々……。



とても素敵な演奏でした!!

このシリーズ企画は、指揮者の栁澤寿男さんが中心となって企画構成されました。
音楽を通じて人と人とがつながり、戦争のない世界を目指したい。そんな思いに裏打ちされています。

柳澤さんは、民族紛争が今も続くコソボでオーケストラの指揮をしていらっしゃいます。それぞれ対立している二つの民族で構成される二つのオーケストラ。その両方を行き来し、指揮をできるのは柳澤さんただ一人だそうです。この二つの民族の方たちが一緒になったオーケストラでもう一度演奏会を!! 第九の演奏を!! その願いの実現のためにまずは日本から、小さな1歩を積み重ねているところです。
動画を挙げさせていただいたシャーロット・ロスチャイルドさんも、そんな柳澤さんの活動に共鳴して、今回の演奏を引き受けてくださったのだそうです。

昨年8月のフラッシュモブの様子はYoutube にもたくさんの動画がアップされ、オフィシャル映像も今日現在で6万回近い再生回数を記録しています。


こちらはオフィシャル映像です。

そして他にもこんな映像が!! なんとこちらは10万回越えの再生回数になっております。


ここがスタートラインだったんですねえ。。。。
なんだか感慨深いものがあります。。。。。


冬空の夕刻。
もうあたりは真っ暗になっているというのに、シャーロットさんが歌う1時間のプログラムの間、ずっと人垣が途切れることはありませんでした。

とても素敵な歌声でした。。。。

ちょっと長くなってきましたので、残るあと3回のことはまた改めて…
みなさん風邪にはくれぐれも気を付けて!
もう雲の色には春の気配が感じられるような気がします。


89月の二か月間、ブログの更新をしませんでした。
怒涛の二か月……ふり返り日記です。

去る2014811日の日曜日は、街角でベートーヴェンの『第九』を演奏するイベントに参加しました。
それも、1日の乗降客が世界一多いという(ギネス認定)新宿駅の東口周辺で……
私はその演出を担当いたしました。

 こちらは当日のベストショット!

私にとっては久しぶりのクラシックがらみイベント……。
結果はとても盛り上がりましてね、その時の映像もいろいろ見られます。Youtubeありがとう!!

 
こちらは公式映像です

今流行りの「フラッシュモブ」……
街角に突如現れるパフォーマンス集団が、成すべきことを成すとサッサと消えていくというサプライズ・イベントの一種です。

そのフラッシュモブを、生のオーケストラ演奏と合唱でやろうという大胆な企画!
発案は、地元新宿青年会議所の有志・勇士・雄志たち。
最初は、恐れを知らぬ企画力・発想力にマジでビビリました。

フラッシュモブは、ほんの数分間ゲリラ豪雨のようにバッと現れてはサッと消えてゆく突発性や、インターネットなどを介して見ず知らずの人が集まるという定義づけが与えるイメージから、「偶然性」「一回性」のイベントというイメージを持たれがちですが、実は多くの場合そうではありません。
多くの人が行き交う公共の場所で、ハプニングを巻き起こす。
ハプニングのように見る人に感じてもらいながらも、公共の秩序を守り、安全に、美しく行うためにはとても細かな準備と計算、そして開催する人たちの常軌を逸した(?)協力が必要です。

今回ほど、それが必要だったイベントはありませんでした。
そしてその成果が表れたイベントも珍しいと思います。
手前味噌です。ええ、でも今回ぐらいは言わせてください。m(_ _)m

実はあの場所はフラッシュモブを成功させるにはハードルの高い、条件も規制も厳しい場所でした。新宿東口MOA四番街の真ん中にある交差点。そこに指揮者とオーケストラ50名。合唱120名。今思い出しただけでも胃が痛くなってめまいがします。(笑)
それを越えさせてくれたのは「地元力」でした。

営業時間中のお店をワンフロア控室に提供していただいたり、銀行のパーキングスペースやファッションビルのスペースを特別にお借りする許可を取り付けてくださったり、警察に警備や安全確保に対する配慮を細かな演出プランまで絡めて説明に行ってくださったり……
あの場所を演奏のできる空間にするための「いい結果」を出せたのは、彼らがそこに生活する地元の人だったから…地元を盛り上げるための愛情に裏打ちされたエネルギーが周りを動かしたから…その力がとても大きかったと感じています。

協力してくださった方々……
企画運営サイドの皆さんにも、無茶を受け入れてくださった周囲の方々にも、参加してくださった演奏者の皆さんにも、感謝 感謝 感謝です。


   
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