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あおさんのブログ

こんにちは テアトル・エコーの青柳敦子です。「ぐるっぽ・ちょいす」というユニットで、舞台作品を作ります。ワークショップも開催します。人と人とのふれあいと、笑いを求めて今日も行く!! 一匹狼の演出家です。

   
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  • 2014/03/02 (Sun)
  • テアトル・エコー SIDE B公演『病院ミシュラン』

梅の花が咲き始めましたね。
きっと春はもう目の前、鼻の先……。
そして花粉も目の前、鼻の先……のようです。

さて、去る3月1日(土)から10日(月)まで、恵比寿・エコー劇場で『病院ミシュラン』が上演されています。作は唐沢伊万里。演出は永井寛孝。
劇場では、幕が開いてほんの二言か三言の間にもう笑いが起き、それが終幕までとだえることがないという、ステキな状況が生まれています。

ごきげんにハチャメチャで明るい仕上がりになっている『病院ミシュラン』ですが、作品を書いた唐沢伊万里さんは、残念ながら舞台の幕が上がるその場に立ち会うことができませんでした。
唐沢さんは昨年の7月2日、25年に及ぶガン闘病生活の末、息を引き取られたのです。
病院が舞台のこの戯曲は、彼女の長年の経験と、病気に対する様々な思いが織り込まれた、まさに渾身の一作と言えるのではないでしょうか。

作品についてあれこれ私が書くよりも、どうぞ一人でも多くの方にこの作品を見ていただきたいと願っています。病気と向き合った人生を、この『病院ミシュラン』でとことんまで笑いに昇華させた唐沢さんの作家魂を、どうぞ劇場で見届けていただきたいと思います。そして彼女の作品が今後も上演され続けますように……。

  公演の詳細はこちらからどうぞ。

そして、彼女の念願だった作品の出版も実現いたしました。
扶桑社より、電子書籍で配信されております。

  電子書籍の情報はこちらをどうぞ。

配信された『病院みしゅらん』(電子書籍版はひらがな「みしゅらん」になっております)は、今上演されているものとちょっと違います。『病院みしゅらん』は2004年にテアトル・エコー創作戯曲募集に佳作入選した時のバージョンです。そして上演版は、最後まで「改訂したい!」という思いを持っていた唐沢さんの遺志を汲み、演出の永井寛孝がちょっとだけアレンジを加えています。
どうぞ『病院ミシュラン』と『病院みしゅらん』……どちらもよろしくお願いいたします。

唐沢さん、劇場はにぎやかですよ!! 
きっと空からも見えていますよね!!

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