あおさんのブログ
こんにちは テアトル・エコーの青柳敦子です。「ぐるっぽ・ちょいす」というユニットで、舞台作品を作ります。ワークショップも開催します。人と人とのふれあいと、笑いを求めて今日も行く!! 一匹狼の演出家です。
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今日は2月1日。早くも2012年の12分の1が過ぎ去ってしまいました。
早い。早すぎる!!!
科学者の研究によると、時間の経過に対する感覚は、それ以前に経験した人生の長さとの対比で、「長い」と感じたり「短い」と感じたり、反応が変わるのだそうですね。
たとえば1歳の子にとっては1ヶ月は人生の12分の1。10%近い割合を占めることになります。そうするとその子にとって1ヶ月はとても長い。一方で、50歳の大人にとって1ヶ月は、人生の600分の1。0.2%にも満たない時間になってしまいます。そうするとさほど長いとは感じない。
そんな差があるのだそうです。
それに加えて、夢中になって何かに打ち込んでいると、あっという間に時間が過ぎるとか、退屈な、苦痛な時間は長いとか、そういった「内容」の差で感じる長さの違いもあるわけですから、その感覚はより一層複雑に変化しますね。
「人はみんな、同じ時間の経過を体験していない」と言ったのは、アインシュタインでしたっけ?
さて、もうすぐ2012年最初の舞台が幕を開けます。
ホームグラウンドのテアトル・エコー関連の舞台です。
関連…とあえて書いたのは、劇団員の舞台では「ない」からです。では誰の??
実は、これからプロになることを目指して研鑚中の劇団研修生たちが上演する、中間発表会の舞台なのです。この舞台で、私は歌唱指導と本番の伴奏ピアノを担当します。
人様に聞いていただくための演奏をするのは数年ぶり! もう、研修生より私のほうが緊張してしまいそうですっ
作品は、太宰治作「御伽草子」より『こぶとり』
演出・指導は劇団の重鎮、熊倉一雄が担当しているのですが、これがほんっとにもう、なんともぜいたくな稽古!!
まだ経験の浅い若人たちにイメージを伝えるためには、熊倉一雄自身が「お手本」を演じて見せることがしばしば。そこに垣間見える彼のからだの動きの切れのよさ!(御年80歳を超えているのですよ!)、役や台詞に対するイメージの豊富さ、柔軟さ! まさに劇団を背負って60年以上の歴史を紡いできた人間の持つ才能と技術を惜しげもなくさらけ出してくれます。ああ、こういう人だからこそ、劇団を牽引し続けることができたのだと心から尊敬の念がわいてきます。
若い彼らには、その貴重さが、きっとまだわからないのだろうなあ、と思ったり、あたりまえのようにこういう人を前にして稽古ができる環境で演劇人生をスタートできることがうらやましいなあと妬んだり……私自身の感性も動きっぱなしに動いて反応しています。
トレーニングを初めて1年め。まだまだ経験浅い彼らですが、熊倉氏の指導にがっちり食いついて、とても素敵な変身を遂げつつあります。そんな場所に私も一緒にいられることがとても幸せです。
本番はもう間もなく! 私も伴奏譜を仕上げて、もうひと気合入れなくちゃ!
この公演、入場は無料です。
どなたでもご覧いただくことができます。
熊倉一雄自身もちょこっと舞台に登場してご挨拶を申しあげます。
よろしければ未来の名優たちを応援しにいらしてください!
早い。早すぎる!!!
科学者の研究によると、時間の経過に対する感覚は、それ以前に経験した人生の長さとの対比で、「長い」と感じたり「短い」と感じたり、反応が変わるのだそうですね。
たとえば1歳の子にとっては1ヶ月は人生の12分の1。10%近い割合を占めることになります。そうするとその子にとって1ヶ月はとても長い。一方で、50歳の大人にとって1ヶ月は、人生の600分の1。0.2%にも満たない時間になってしまいます。そうするとさほど長いとは感じない。
そんな差があるのだそうです。
それに加えて、夢中になって何かに打ち込んでいると、あっという間に時間が過ぎるとか、退屈な、苦痛な時間は長いとか、そういった「内容」の差で感じる長さの違いもあるわけですから、その感覚はより一層複雑に変化しますね。
「人はみんな、同じ時間の経過を体験していない」と言ったのは、アインシュタインでしたっけ?
さて、もうすぐ2012年最初の舞台が幕を開けます。
ホームグラウンドのテアトル・エコー関連の舞台です。
関連…とあえて書いたのは、劇団員の舞台では「ない」からです。では誰の??
実は、これからプロになることを目指して研鑚中の劇団研修生たちが上演する、中間発表会の舞台なのです。この舞台で、私は歌唱指導と本番の伴奏ピアノを担当します。
人様に聞いていただくための演奏をするのは数年ぶり! もう、研修生より私のほうが緊張してしまいそうですっ
作品は、太宰治作「御伽草子」より『こぶとり』
演出・指導は劇団の重鎮、熊倉一雄が担当しているのですが、これがほんっとにもう、なんともぜいたくな稽古!!
まだ経験の浅い若人たちにイメージを伝えるためには、熊倉一雄自身が「お手本」を演じて見せることがしばしば。そこに垣間見える彼のからだの動きの切れのよさ!(御年80歳を超えているのですよ!)、役や台詞に対するイメージの豊富さ、柔軟さ! まさに劇団を背負って60年以上の歴史を紡いできた人間の持つ才能と技術を惜しげもなくさらけ出してくれます。ああ、こういう人だからこそ、劇団を牽引し続けることができたのだと心から尊敬の念がわいてきます。
若い彼らには、その貴重さが、きっとまだわからないのだろうなあ、と思ったり、あたりまえのようにこういう人を前にして稽古ができる環境で演劇人生をスタートできることがうらやましいなあと妬んだり……私自身の感性も動きっぱなしに動いて反応しています。
トレーニングを初めて1年め。まだまだ経験浅い彼らですが、熊倉氏の指導にがっちり食いついて、とても素敵な変身を遂げつつあります。そんな場所に私も一緒にいられることがとても幸せです。
本番はもう間もなく! 私も伴奏譜を仕上げて、もうひと気合入れなくちゃ!
この公演、入場は無料です。
どなたでもご覧いただくことができます。
熊倉一雄自身もちょこっと舞台に登場してご挨拶を申しあげます。
よろしければ未来の名優たちを応援しにいらしてください!
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先日、稽古で通っている仙川の駅前で署名してきました。
みんなで決めよう!「原発都民投票」
活動のことを紹介するHP(兼ブログ)はこちらです。
街頭でパンフレットを受け取ったのとほとんど時期を同じくして、お友達からメールで活動を支援しているという連絡を受け取りました。こんな偶然はめったなことではおきませんよね、きっと。その偶然に背中を押されて、署名してきました。
どうしても「署名一つしたところでたいした力になるわけではないし、それで、さもボランティアしたような、活動に参加したような顔をするのもおこがましい」なんて、ネガティブな発想に捕らえられがちなのですが、なぜだが最近の私はちょっと違うのです。なにせ、今年の抱負は…
「正直になる!」
でございますので……。臆せず署名して、ボランティアの方に「頑張ってください」と声をかけ、Twitter、Facebook、そしてこのブログで告知をすることで、少しでも思いをアクションに変換しよう、と思えるようになってきました。
このアクションは、原発反対運動でははありません。(もちろん反対姿 勢の人もたくさん参加しているはずですが)、東京電力の原発稼働に関して、都民が参加でき る舞台を作りましょう、というスタンスのアクションです。
一定数以上の署名を都の選挙管理委員会に提出るすることで、都民 自身が意見交換、情報交換の場に参加できるようにしようというこ とが目標です。
東京電力の大株主である東京都、その都民から自分たちの声を自分 たちで確認しようという姿勢に共感しました。原発推進の方も、反 対の方も、よくわからないという方も、原子力と電力を知る「きっ かけ」を作りませんか?
署名、寄付、署名の受任者になることなど、参加の方法はいくつかあります。
詳細はみんなで決めよう!「原発都民投票」のHPでご確認ください。
電話でも丁寧に対応してくれました。後10日ほどで、署名を集めきらなければいけないそうです。どうぞ皆さん、ご参加ください!! 全ては参加する舞台の幕をあげたところから始まる。そう思いませんか?
みんなで決めよう!「原発都民投票」
活動のことを紹介するHP(兼ブログ)はこちらです。
街頭でパンフレットを受け取ったのとほとんど時期を同じくして、お友達からメールで活動を支援しているという連絡を受け取りました。こんな偶然はめったなことではおきませんよね、きっと。その偶然に背中を押されて、署名してきました。
どうしても「署名一つしたところでたいした力になるわけではないし、それで、さもボランティアしたような、活動に参加したような顔をするのもおこがましい」なんて、ネガティブな発想に捕らえられがちなのですが、なぜだが最近の私はちょっと違うのです。なにせ、今年の抱負は…
「正直になる!」
でございますので……。臆せず署名して、ボランティアの方に「頑張ってください」と声をかけ、Twitter、Facebook、そしてこのブログで告知をすることで、少しでも思いをアクションに変換しよう、と思えるようになってきました。
このアクションは、原発反対運動でははありません。(もちろん反対姿
東京電力の大株主である東京都、その都民から自分たちの声を自分
署名、寄付、署名の受任者になることなど、参加の方法はいくつかあります。
詳細はみんなで決めよう!「原発都民投票」のHPでご確認ください。
電話でも丁寧に対応してくれました。後10日ほどで、署名を集めきらなければいけないそうです。どうぞ皆さん、ご参加ください!! 全ては参加する舞台の幕をあげたところから始まる。そう思いませんか?
今年は辰年です。
登り竜…といきたいところです。(絵は登ろうとして上を見上げたイメージですっ!)
西洋占星術では、2000年に渡って続いてきた魚座の時代が終わり、これからは水瓶座(アクエリアス)の時代に入ってゆくのだそうです。
ここ数百年(スパンが長い!)はその過渡期。
いろいろな真実がこれから解き明かされてゆくところなのだそうです。
というわけで、今年の抱負は
「正直になる」
でございます。
昨年下半期あたりから、その必要性を痛感してきました。
日本には「嘘も方便」ということわざもありますが、潤滑剤としての嘘を、自分が作るべき創作の現場から排除しようと決心しました。
これはある意味では過激なことです。どんな摩擦が待っているか……わかりませんが、でもそうすることに決めました。
その手はじめに、長年活動に参加し、意義も感じていた日本演出者協会を退会いたしました。
協会では、国際部という部署の有志スタッフとして、国際演劇交流セミナーの企画運営にあたってきましたが、そこからもすっかり足を抜く形になりました。
退会の理由は個人的なことから社会的なことまでいろいろ複雑なのでここには書きませんが、でも、肩書き欲しさに入会しているぐらいなら、思い切ってやめてしまえ!! と飛び出してみました。
最後の私の仕事になった、「中国特集」は、本当にいろいろなことを明らかにして目の前に見せてくれました。協会のこと、自分のこと、海外のアーティストとの関係のこと。。。。。。。
最後の仕事となるにふさわしい、密度の濃いものになりました。
ほんとうに、獲得したものも、共有したものも、そして明らかになった問題点も、みーんな密度濃かったなあ!!
最後まで、手ごたえのある仕事にしてもらえたことに、心から感謝しつつ、協会を後にします。
後は会計報告だな。
というわけで、前へ一歩その一。
日本演出者協会をやめてみた。
……でした。
新しい年に突入して早3週間になろうとしています。
今日は東京も雪です。
寒中お見舞い申し上げます。
明けましておめでとうと言えない時期になってしまったことが、何とも情けない感じです。(^_^;)
最後に更新した「大坂なう」から、私にとってターニングポイントとも言える様々なことがなことが大きく動きました。本当に、我ながらよくこんなことをしでかしたものだと思います。
でもいまそれが大きな水車のようにゆっくりと動き出して、とんでもないエネルギーになりつつあるのを感じている今日この頃です。
今年の目標は「無益な関係、上を目指さない関係は絶つ」ということです。
ちょっと物々しいですが……
何が起こっているのかはまた改めて、少しずつ、書き記していこうと思います。
まずは新しい年の初め、みなさまにもステキな変化が訪れますように!!!
ただいま大阪に来ております。
日本演出者協会主催の「国際演劇交流セミナー2011 中国特集 in 大阪」のスタッフとして、この水曜日からホテル住まいです。
今回、講師にお迎えするのは中国第一級演出の呉暁江氏。
12/8(木)がレクチャー
12/9(金)~11(日)までの三日間がワークショップです。
おととい開催されたレクチャーは、映像をふんだんに交え、予定の3時間…のはずがあまりの盛り上がりに3時間半になってしまいました。それでも呉氏も参加者もまだまだ語り足りないという感じでした。
昨晩からは、3日間に渡るワークショップです。
今回のワークショップのユニークなところは、あまり例のない「演出家のための」ワークショップをどのようにしたら充実したものにできるかという協会の新たの試みとして「チーム参加」を募りました。
チームで参加するのは演出家と俳優。彼らにはイプセンの『人形の家』といいう作品と「翻案せよ」という課題が与えられ、事前に独自の台本を作り、稽古をしています。
昨晩、2チームがそれぞれのシーンを試演し、翻案や演出の意図について、また演出家が作品や俳優とどのように向き合うべきかなどなどなど、見学者も交えた充実したディスカッションが交わされました。
今日からは、昨晩のセッションを踏まえ、参加2チームの面々が、さらに自主稽古を重ねてそれぞれのシーンを深化させていきます。
大阪演劇界の次代を担う二人の若手演出家の作業が、どんな方向に進むのか…
それを目の当たりにできる場所にいるというのは、刺激的で、幸せなことだと思います。
尚、ワークショップは見学が可能です。
今日と明日の、13時30分から21時30分(途中休憩が入ります)
会場は…
本日がスタジオ315(谷町六丁目より徒歩3分 大阪市中央区谷町7-1-39-315)
明日が劇団大阪(スタジオ315と同じ建物の1階 大阪市中央区谷町7-1-39-103)
となっております。
見学参加費は1日500円です。
最終日には、自主稽古を経て変化したシーンを、もう一度試演し、変化の道のりを振り返ります。
関西にお住まいの皆様、ぜひお越しくださいませ!!
日本演出者協会主催の「国際演劇交流セミナー2011 中国特集 in 大阪」のスタッフとして、この水曜日からホテル住まいです。
今回、講師にお迎えするのは中国第一級演出の呉暁江氏。
12/8(木)がレクチャー
12/9(金)~11(日)までの三日間がワークショップです。
おととい開催されたレクチャーは、映像をふんだんに交え、予定の3時間…のはずがあまりの盛り上がりに3時間半になってしまいました。それでも呉氏も参加者もまだまだ語り足りないという感じでした。
昨晩からは、3日間に渡るワークショップです。
今回のワークショップのユニークなところは、あまり例のない「演出家のための」ワークショップをどのようにしたら充実したものにできるかという協会の新たの試みとして「チーム参加」を募りました。
チームで参加するのは演出家と俳優。彼らにはイプセンの『人形の家』といいう作品と「翻案せよ」という課題が与えられ、事前に独自の台本を作り、稽古をしています。
昨晩、2チームがそれぞれのシーンを試演し、翻案や演出の意図について、また演出家が作品や俳優とどのように向き合うべきかなどなどなど、見学者も交えた充実したディスカッションが交わされました。
今日からは、昨晩のセッションを踏まえ、参加2チームの面々が、さらに自主稽古を重ねてそれぞれのシーンを深化させていきます。
大阪演劇界の次代を担う二人の若手演出家の作業が、どんな方向に進むのか…
それを目の当たりにできる場所にいるというのは、刺激的で、幸せなことだと思います。
尚、ワークショップは見学が可能です。
今日と明日の、13時30分から21時30分(途中休憩が入ります)
会場は…
本日がスタジオ315(谷町六丁目より徒歩3分 大阪市中央区谷町7-1-39-315)
明日が劇団大阪(スタジオ315と同じ建物の1階 大阪市中央区谷町7-1-39-103)
となっております。
見学参加費は1日500円です。
最終日には、自主稽古を経て変化したシーンを、もう一度試演し、変化の道のりを振り返ります。
関西にお住まいの皆様、ぜひお越しくださいませ!!