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あおさんのブログ

こんにちは テアトル・エコーの青柳敦子です。「ぐるっぽ・ちょいす」というユニットで、舞台作品を作ります。ワークショップも開催します。人と人とのふれあいと、笑いを求めて今日も行く!! 一匹狼の演出家です。

   
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ライブハウス「南青山マンダラ」で開催されるリーディング・ライブ・シリーズ
「岸田國士を読む」2014年2月の4日約半月をかけて5グループが競演いたします。

2月7日と8日の二日間、私こと青柳敦子が演出するグループに出演してくださる皆様をググッとご紹介していきたいと思います。

トップバッターは 高川裕也さん
 
渋い写真です。
でも、見ようによっては笑える写真とも言えるかも……(高川さんすみません!m(__)m)
とてもユニークな表情のお写真です。

高川さんは、映画に、舞台に、ドラマに、ナレーションに大活躍中ですが
ここで耳にしている声…と言えば、みなさまピンとくるのではないでしょうか?

それが「日経スペシャル カンブリア宮殿

あのナレーションとつとめているのが高川裕也さんです。

高川さんと一緒にやりたい! そう思ってから何年たったでしょう……(感慨)
今回やっと念願がかないました。

高川さんは、いつもとても自然なたたずまいなのですが、それでいて、とても個性的。
作品に向き合う深いまなざしには、本当に、稽古場にいながら感動を覚えます。
その高川さんに、『留守』ではナレーションを、『カライ博士の臨終』では加来典重を演じていただきます。この演じ分けも見どころ!!
「一粒で二度おいしい」感じです。(なぜ今時このキャッチなのか?はライブハウスで…)

高川さんに限ってということではないのですが、今回皆さんとご一緒できることが本当に幸せです。素敵な俳優さんたちに集まっていただけました。
岸田國士の本は、見事に面白いし……。
これで仕上がりが面白くなかったら……完全に演出のせいです。(汗)

本番まで残すところ1週間。
どうぞ皆様 南青山マンダラへお越しくださいませ!

ライブの詳細はこちらをどうぞ!
 
皆様のご来場を心よりお待ちしております。

2月 7日(金) 8日(土)
「留守」
「カライ博士の臨終 -人生の最も厳粛であるべき瞬間に、わたくしがもし笑ひの衝動をおさへることができぬとしたら、いつたいどんな罪に問はれるであらう?」

演出 青柳 敦子
出演 高川 裕也 一青 妙 落合 弘治 小野田 由紀子 
   武田 洋 華 みき 粟野 志門  
演奏 佐野 篤
7日 開場19:00 開演20:00
8日 1st 開場13:00 開演14:00 2nd 開場17:30 開演18:30 
チケット ¥3,800 ご予約はこちらへ 

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昨日に引き続き、南青山マンダラ PRESENTS READING LIVE 2014
「岸田國士を読む」で取り上げる作品をご紹介しましょう。

『カライ博士の臨終』
これが二編目の作品です。

この作品、何と言っても個性的なのがそのタイトルです。
都合上『カライ博士の臨終』とだけ言っておしまいにしてしまうのですが、実はその後にとんでもないサブタイトルがついています。
それがこちら……

人生の最も厳粛であるべき瞬間に、わたくしがもし笑ひの衝動をおさへることができぬとしたら、いったいどんな罪に問はれるであらう?

というもの……。
長いです。びっくりな長さです。
もう二時間サスペンスドラマか!!と見まごうばかりです。

こんなサブタイトルを昭和26年(1951年)に考え出しちゃう岸田國士って、どんな発想力をしていたんでしょうねえ!!? 頭の中をのぞいて見てみたくなります。

ちなみに、世界で一番長いタイトルを持つ映画と言えばこれ。
  こちらはDVDのパッケージです。残念ながら日本語版はない模様…
通称「マラー/サド」と省略されますが、このタイトルを全部言うとこんなになります。

マルキ・ド・サドの演出のもとにシャラントン精神病院患者たちによって演じられたジャン=ポール・マラーの迫害と暗殺

長いです。覚えられません。
いつも「あの長いタイトルの映画」と言ってごまかしてしまいます。(^_^;)
こちらは1964年にドイツで発表されたペーター・ヴァイスの戯曲。
それが1967年にピーター・ブルック監督で映画化されました。

さて、お話を『カライ博士』に戻しましょう。
この物語は、タイトル通り、加来典重という一人の哲学者が臨終の床にある、その周りで繰り広げられるあれやこれやを、これまたさりげなく描いた作品です。

当時の日本はGHQ占領下。
戦前、戦中からあらゆる価値観がひっくり返った大変な時期でした。
……と戦争を知らない世代の私などは簡単に言ってしまいますが、その価値観の変化は、とても大きなものだったことは想像に難くありません。
私の父などは、その頃のことは聞いてもなかなか話してくれません。未だに記憶を呼び覚ますことに抵抗があるようです。それだけのものを多くの人が無理やりに背負った時期。それが敗戦の意味するものだったのではないでしょうか。


そんな中、この作品は戦後の新時代を象徴する雑誌「世界」(岩波書店)に掲載されました。
今も出版されている、この硬派な雑誌に掲載された作品。人間臭い部分をていねいに織り込んでいながら、ホームドラマに陥らない「高さ」感じます。

とはいいながら、堅苦しくならないところが岸田國士の岸田國士らしいところ。
そのあたりは稽古を進めるたびに毎回発見をしては舌を巻いております。

さて、カライ博士の臨終の枕元でとんなことが起きるのか?
どうぞその目撃者となってくださいませ。

『カライ博士の臨終 (サブタイトル略)』の出演は以下の通りです!
哲学教授 加来典重 / 高川 裕也
その妻 冬菜 / 一青 妙
医学部教授 早見博士 / 落合 弘治
主治医 煙 / 武田 洋
加来博士の直弟子 細木助教授 / 粟野 志門
看護婦 / 華 みき
語り / 小野田 由紀子
その他、みなさん数役を演じ分けます!
大忙しのパフォーマンスになる予定です。

ライブの詳細はこちらをどうぞ!
 
皆様のご来場を心よりお待ちしております。

2月 7日(金) 8日(土) 
「留守」
「カライ博士の臨終 -人生の最も厳粛であるべき瞬間に、わたくしがもし笑ひの衝動をおさへることができぬとしたら、いつたいどんな罪に問はれるであらう?」

演出 青柳 敦子
出演 高川 裕也 一青 妙 落合 弘治 小野田 由紀子 
   武田 洋 華 みき 粟野 志門  
演奏 佐野 篤
7日 開場19:00 開演20:00
8日 1st 開場13:00 開演14:00 2nd 開場17:30 開演18:30 
チケット ¥3,800 ご予約はこちらへ

南青山マンダラ PRESENTS READING LIVE 2014
「岸田國士を読む」

ここらでチーム青柳が取り上げる作品をご紹介いたしましょう。

岸田國士は、明治、大正、昭和を駆け抜けた作家です。
大きな時代の変化の直中を生き抜き、そこにあるちょっとした情景を、フランス仕込みの見事な感性で、深みのある、それでいてさりげないシーンに描き上げています。

そんな岸田國士の作品群から、今回は戦前の作品と戦後の作品を1編ずつとりあげました。

最初の1編は、大正から昭和に変わってまだ間もない昭和2年の作品『留守』です。
登場するのは、二人の女中さん。それに御用聞きの八百屋さんの3人。

ちょうど今公開中の映画「小さいおうち」の物語の発端が、同じような時期ですね。
こちらは昭和5年から始まるストーリーです。
私は中島京子さん作の原作小説を読ませていただきました!

  こちらは映画のポスターです。(映画の公式サイトへリンクしています)

一般に、口減らし、出稼ぎのイメージもある女中奉公ですが、もう一つ「花嫁修業」という役割も担っていたようです。
それなりのおうちの娘さんが、相応のお宅の奥さまのもとに住み込みで奉公しながら、料理、裁縫、礼儀作法、などなど当時の女性が必要とされた様々なことを躾けていただくという教育的な意味合いのご奉公もあったのだそうです。

昭和初期。モボ、モガの時代とはいえ、まだまだ自由恋愛を誰でもが謳歌できるというわけではありませんでした。年頃の若い女性が親元を離れて暮らすとなると、その周りにはいろいろなことが起ってまいります。岸田國士の目は、そんな日常の中から「留守」というキーワードで、ちょっとしたひとときを切り取っています。とてもさりげないんです。でも「ああ、わかる!」という瞬間がちりばめられています。(何がちりばめられているかは……見てのお楽しみに…)

時代は変わっても、人は変わらないのだなあ……と、思います。

女中さんが奉公した、小さいおうちとその周りで、何が起こっていたのか、想像しながら見ていただければ嬉しいです。

『留守』の出演はこちらでございます!
女中のお八重さん / 小野田 由紀子
お隣の女中おしまさん / 一青 妙
八百屋さん / 落合 弘治
ナレーター / 高川 裕也

ライブの詳細はこちらをどうぞ!
 
皆様のご来場を心よりお待ちしております。

2月 7日(金) 8日(土) 
「留守」
「カライ博士の臨終 -人生の最も厳粛であるべき瞬間に、わたくしがもし笑ひの衝動をおさへることができぬとしたら、いつたいどんな罪に問はれるであらう?」

演出 青柳 敦子
出演 高川 裕也 一青 妙 落合 弘治 小野田 由紀子 
   武田 洋 華 みき 粟野 志門  
演奏 佐野 篤
7日 開場19:00 開演20:00
8日 1st 開場13:00 開演14:00 2nd 開場17:30 開演18:30 
チケット ¥3,800 ご予約はこちらへ


2014年1月9日のブログで「MOA4 ウィンターストリートクラシック」のことに触れさせていただきました。今日はその続編です。

初回を飾ったシャーロット・ロスチャイルドさんのソプラノコンサートに続き、2回目は12月21日の土曜日に開催されました。
陽気で軽やかなオペレッタ(喜歌劇)の名作「こうもり」のコンサート形式上演でした。
指揮はシリーズ監修の栁澤寿男さん。
そして物語の語り手として、長井秀和さんが登場してくださいました。

ちょうど街がクリスマス・ムードに包まれているこの時期なので、何かそれに合ったひと工夫をというご依頼をいただき、物語の中のパーティーシーンにちょっぴりだけクリスマス色を加えさせていただきました。

こんな感じ……

本当にささやかでしたが……(*^。^*)

通りかかったお客様から「ヨーロッパでは見かける光景だったけど、日本でもこんなにクオリティの高い演奏を、こんなにさりげなくできるようになったのかとびっくりしました!」という感想を頂戴したそうです。

そうですね。さりげないという言葉はぴったりだったかもしれません。
敢えてステージも客席も組まず、目立った看板も作らない。
だけど、ちゃんと生のピアノ(アップライトでしたが)を運び込み、プロの歌い手がさりげなく歌う……。

そして、空間演出にはステキな香りをあたりにふんわり漂わせて……。
香りの演出は、葵智恵子さん。

まさにさりげないコンサートだったと思います。
雪が降るかと言われたほどの寒い中、足を止めて聞き入ってくださった皆様に、心から感謝いたします。



南青山マンダラ PRESENTS リーディングライブ「岸田國士を読む」
全5グループのシリーズがもうすぐ開幕です!!

昨日そのPRを兼ねて、一組目の出演者・南谷朝子さんがパーソナリティを務める中央エフエムの番組「うら! のーと みなみズム」にゲストとして呼んでいただきました。

徐々に広がりを見せ始めて面白くなってきている「岸田國士を読む」のことを中心に、とても楽しいひと時を過ごさせていただきました。ライブで楽器演奏を担当してくれる佐野篤さんの曲、彼が率いるバンドKINGの「DE ADEYO」をかけていただいて、さらにごきげん!
南谷さんのとても素敵なリードにのせていただいたおかげで、楽しかったことばっかりが鮮烈な印象として頭に残っているのですが……果たして私はちゃんと喋れていたのだろうか?? 今になってちょっと不安。(^_^;)

そう思うぐらい、Time Goes Fry! 本当にあっという間の楽しいひと時でした。

南谷さん、どうもありがとうございます!!

うら! のーと みなみズム」毎週土曜日の夜7時~7時30分、再放送は翌週金曜日の15時30分~16時。中央エフエム試聴圏内の方はどうぞ84.0FMに合わせてみてくださいね。

またこちらのサイトから中央エフエムの「放送を聞く」のアイコンをクリックしていただくと、パソコンからMedia Player で聴取いただけます。
スマホからもお聴きいただけるようです。詳しい聴取の方法は、サイマルラジオのHPをご参照くださいませ。

青柳が呼んでいただいた回はは2月8日(土)番組のオンエア。
まさに本番の真っ最中です!! ライブには駆けつけられないけど!というあなた、是非お聞きくださいませ。

ライブの詳細はこちらのチラシをどうぞ。

皆様のご来場を心よりお待ちしております。

2月 7日(金) 8日(土) 
「留守」
「カライ博士の臨終 -人生の最も厳粛であるべき瞬間に、わたくしがもし笑ひの衝動をおさへることができぬとしたら、いつたいどんな罪に問はれるであらう?」

演出 青柳 敦子
出演 高川 裕也 一青 妙 落合 弘治 小野田 由紀子 
   武田 洋 華 みき 粟野 志門  
演奏 佐野 篤
7日 開場19:00 開演20:00
8日 1st 開場13:00 開演14:00 2nd 開場17:30 開演18:30 
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