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あおさんのブログ

こんにちは テアトル・エコーの青柳敦子です。「ぐるっぽ・ちょいす」というユニットで、舞台作品を作ります。ワークショップも開催します。人と人とのふれあいと、笑いを求めて今日も行く!! 一匹狼の演出家です。

   
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本日初日を迎えます。

  劇団テアトル・エコー第7期研修生の中間発表公演です。

演目は、太宰治:作、熊倉一雄:指導・演出の……

こぶとり  「御伽草子」より『こぶとり』です。

過日、このブログに書きましたが、プロを目指してエコーの研修生となり、1年のトレーニングを積んできた若人たちが、その成果をこの作品でみなさまに見ていただく、小さいながら、とても大切な舞台です。

私はこの舞台で歌唱指導を担当し、その上数年ぶりにピアニストとして舞台に上がります。昨日はその舞台稽古。演技はもちろん、衣装、大道具、小道具、照明、音響、メイクやヘアスタイルまで、全てを本番通りにして行う通し稽古でした。「すみません、本番の時って、何分前ぐらいに舞台袖にスタンバイしたらいいんでしょう?」なんていう初々しい質問を受けて、かえって戸惑ってしまう自分がいたり、「どうしよう、劇団員の☆☆☆さんが見に来てる!!」とファン精神いっぱいに盛り上がる乙女を見て「ああ、劇団員ってそういう存在なんだ~」と再確認したり…いろんな意味で若さと熱気にあふれる楽屋にいることがとても楽しいです。

通し稽古を終えて感じたことは……
「舞台にのるのってなんて楽なんだろう!!!」
ってことでした。(俳優さんごめんなさい!!)

本番の緊張、ミスが許されない状況、そういうテンションはもちろん山盛りにあるのですが、既にレールがきちんと敷かれ、ゴールに向かって進むべき道が示されているということが、こんなに楽で楽しいものだったのかということを、なんだかとてもうれしく再確認しました。作品に対する評価も、自分に対する評価も気にしない。ともかく舞台に上がっている間は、この瞬間に集中して、作品を生きることだけに専心していることが許される。それはそれは久しぶりの幸せな感覚でした。

そして何よりも、舞台の上の仕事は、
孤独じゃない!!!

これが最高ですね!

演出の仕事はある意味孤独です。
誰にも泣きごとを言うことも許されず(結構やってるかもしれませんが…(^_^;))、たった一人で作品の仕上がりに責任を取っていかなければいけない仕事です。その孤独な感覚と、今の感覚のなんと違うことか!!!

研修生の皆さんにとっても、この舞台が幸せな瞬間でありますように!!

本日より3日間、4回の本番が幕を開けます。
どうか一人の怪我もなく、無事に千穐楽を迎えられますようにと、祈るばかりです!!


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