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あおさんのブログ

こんにちは テアトル・エコーの青柳敦子です。「ぐるっぽ・ちょいす」というユニットで、舞台作品を作ります。ワークショップも開催します。人と人とのふれあいと、笑いを求めて今日も行く!! 一匹狼の演出家です。

   
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  • 2016/02/03 (Wed)
  • 岸田國士を読む。「トワル再利用プロジェクト "Re-Toile"」のご紹介

南青山マンダラ リーディンクライブ岸田國士を読む。2016冬
青柳が演出いたしました「椎茸と雄弁」
無事に3回のステージを終えることができました。

寒い中足を運んでくださったみな様! 温かい拍手に心から感謝いたします!!

さて、ライブは終わりましたが、ここでもうひとつ今回のステージで大切な役割を担ってくれたものをご紹介しようと思います。それがこちら……

 「トワル」です!!
(写真:トワル再利用プロジェクト "Re-Toile" FBページより)

今回のライブで衣装や小道具にアレンジして使わせていただいた「トワル」は、洋服のデザインの仕上がり確認のため、仮縫いの際に作られるお洋服の実寸大模型のようなものです。着る事ができるほどしっかりと丁寧に作られますが、仮縫いが済んでしまえば全て廃棄されてしまうという悲しい運命を背負っておりました。

「それではもったいない!」と、毛皮リフォーム専門のブティック TADFUR(タッドファー)の松田真吾さんが「トワル再利用プロジェクト "Re-Toile"」を立ち上げました。
トワルを ”着られるキャンバス” と銘打って、自由な発想での再利用先を募集しています。

今ではアートオブジェの素材として使用される例から、保育園のおえかき着にする例、文字通りキャンバスとして絵を描いて作品に仕上げる例、そして奄美大島伝統の泥染めを施す例、などなどなど、さまざまな発想が全国に広がりを見せているそうです。

そんなプロジェクトの一端に、私たちも加えていただきました。

舞台の上では、俳優がトワルを衣装として着させていただきました。
こんな感じです。

タイパンツと合わせてみたら、なんとも無国籍な感じでとてもステキでした。


素材はしっかりとしたシーチング。
生成りの色合いも、照明がよく映え、またハレーションもおこりにくいという、舞台では使いやすいものでした。

タッドファーさんが手掛けるのはレディース物と伺っていはましたが、コートなどのアウター仕様なので、男性でも余裕を持って着られる形やサイズがありました。

衣装としてのトワルは、なによりも「完成した洋服ではない!」と言うところが、今回のブレヒト的な、ちょっとお芝居ごっこのような演出にぴったり!!
トワルだと思えばこその大胆な(無謀な?)使い方もさせていただきました。

例えばこんな風に……
こちらはある村の農民のイメージ。
手ぬぐいやほっかむりのようなあしらいも、トワルを切ったり貼ったり割いたりして自由に作らせていただきました。


こんな使い方や(こちらは袖だけをほどいて字を書きました)……


こんなことも……(うしろで使っているのはバラした身頃です)

とても楽しく遊ばせていただきました!!

今回は基本的に「着る物」として使う範囲をあまりはみ出していませんが、もしまた機会があったら、今度は描いたり、染めたり、つないだり…もっと大胆にやってみたいな~と想像(妄想かしら?)はますます広がっています。

タッドファーさん、そして松田真吾さん
どうもありがとうございました!

みなさんも、トワルの再利用……いかがですか?
お問い合わせ先:info@tadfur.co.jp (タッドファー 松田様)

"Re-Toile" の活動そのものも、これからまだまだ進化してゆくようですよ!
どうぞご注目くださいませ!!!

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