忍者ブログ

あおさんのブログ

こんにちは テアトル・エコーの青柳敦子です。「ぐるっぽ・ちょいす」というユニットで、舞台作品を作ります。ワークショップも開催します。人と人とのふれあいと、笑いを求めて今日も行く!! 一匹狼の演出家です。

   
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

  • 2015/03/06 (Fri)
  • 感謝!! 2015「岸田國士を読む。冬」後半戦

梅の花も咲き始めましたね。
こちらは沈丁花……



花の香りに、ほんとうにウキウキします。
でも今年の私は花粉症……。どうやら本当に本格的にデビューのようです。(笑)

さて、おかげさまで全4グループが無事に終幕いたしました「岸田國士を読む。冬」
Team 青柳&山上、休憩をはさんだ後半の様子をご紹介させていただきます。

こちらは戯曲『モノロオグ』の一場面です。

 「女」を演じる征矢かおるさんと、ナレーションの亀井良太さん。
演出は、山上優さんが担当しました。

知らない間に引っ越していってしまった男。住人がいなくなった部屋で、女がつぶやく男への思い……。そこから浮かび上がるのは西洋からやって来た異人さんだった男との愛の日々…? 男への思いに揺れる女心と、気丈に振舞おうとする意地とがしみてくる舞台でした。

この作品を芝居として上演する時には、女優がたった一人きり、四方を部屋の壁に囲まれたイメージで演じることになると思いますが、そこはリーディングライブ。優さんはリーディングならではの演出を加えました。
時折ナレーションを挟む男に言葉を掛けたり、直接お客様に話しかけるように語ったり……。

 「女」征矢かおるさんと、ナレーションの亀井良太さん。

二人の間に微妙な空気が漂って……
もしかしたら芝居として演じるよりも効果的だったかも? と思いました。

そして最後の演目になったのが、エッセイ『女らしさについて』

 演じたのは、山上優さんです。

この、笑いを誘ったいでたちは、優さんの持ちキャラの一つです。
優さんは、フランスに渡り、フィリップ・ゴーリエ氏のもとで演劇の修行をしてきましたが、そのトレーニングの中で「クラウン」を演じるのだそうです。
この男装はそうした優さんの演劇キャリアの中から生まれたキャラクターです。

女らしさとはなんなのか? 女性は全員もれなく女らしい。幸せな結婚も、幸福な恋愛も、女性の「清純」なコケットリーから生まれるのだから、どうかひとつ、女性の皆さん頑張ってほしい!! というような内容……とまとめてしまうと身もふたもないのですが。(笑)
なんだか、今でも同じようなことを言う男性はいそうな感じです。

そこで今回は舞台に出演者全員が観客として陣取り、それぞれが共感するところしないところにリアクションしてみましょうということになりました。

 こんな感じで……

稽古で初めて試してみた時、思いのほかみんなの反応がバラバラで、面白かったのです。
人数の都合(?)で青柳も一緒に舞台に上がってしまいました。(^_^;) 
男性目線と女性目線だけでなく、男性同士、女性同士でもいろいろ反応が分かれましたよ!
本番の後、何人ものお客様から「あの拍手とか表情はみんなアドリブ? どこで反応するか決めてたの?」というお尋ねをいただきました。なんだかちょっとうれしかったです。
さて、皆さんはどんなところに共感するでしょうか? 
一度全文を読んでみてはいかがでしょう……。

こちらの2本の作品も下記のアドレスでお読みいただけます。
青空文庫 『モノロオグ』
青空文庫 『「女らしさ」について』

PR
   

Comments

NAME
TITLE
MAIL(非公開)
URL
EMOJI
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
COMMENT
PASS(コメント編集に必須です)
SECRET
管理人のみ閲覧できます
 
Copyright ©  -- あおさんのブログ --  All Rights Reserved

Design by CriCri / Material by Crambon / powered by NINJA TOOLS / 忍者ブログ / [PR]