2014/08/21 (Thu) 「岸田國士を読む」出演者のご紹介／段丈てつをさん

「岸田國士を読む。夏」8月25日（月）と8月26日（火）の両日
南青山マンダラで開催されます。

昭和初期に描かれた当時の「最先端」のお話2作
「頼母しき求縁」と「音の世界」
どうぞご期待ください。

 ＊こちらはプリントアウトしてご利用いただけます。

さて、いよいよ出演者紹介も最後のお一人となりました。
それがこちら！！

 　段丈てつを（だんじょう・てつを）さんです。

段丈さんとの出会いのきっかけは、ネットでした。
と言っても、今流行りのSNSとか、ネットゲームとか、そんなことじゃありません。

何年前だったでしょう？　段丈さんが出演する舞台が「歌手」にまつわるもので、歌がたくさんある。「それには準備が必要だ！」ということで、ネットでボイストレーナーを探していたのだそうです。その検索に引っかかったのが、テアトル・エコーのHPにあった、私のプロフィールだったというのです。

段丈さんと共演者の女優さんお二人とお会いし「ともかく始めてみましょう」ということで、約10か月程だったでしょうか？　レッスンをさせていただきました。

結果は……某演劇雑誌の劇評に「歌唱力もさることながら…」という表現が登場するほどの仕上がり！！　お二人とも目覚ましい成果を上げられました。

その後、段丈さんとは舞台でご一緒することも一度もなく、何年かに一度ポロッとお会いするというような感じだったのですが、私の方では一方的に「いつか一緒にやってみたい」という思いが繋がっていました。

それを象徴するのがこちら……。

 手作りのペンダントです。

実は、本番までの道のり半ばで、私は一度入院しました。ちょっとした手術を受けたのですが、その時に病室で、段丈さんからいただいたのがこのトルコ石のペンダントです。
「いいエネルギーが届くように、石も革ひもも自分で選んで作りました」と言って渡してくれたのがとてもうれしかったのを今でもはっきり覚えています。

以来、私はほとんど毎日このペンダントをつけて出かけるようになりました。
革ひもだけは、もう何代目かになりましたが、石はそのまま…というより、初めより青みを増してきているような気がしています。

今回ようやく段丈さんとの共演が叶いました。
とてもまじめで繊細な段丈さん。その優しさと強さが舞台の上でどんなふうにはじけるか！？
とても楽しい稽古が続いています。

◆ 8月 25日(月) 26日(火) 
「頼母しき求縁」「音の世界」
演出：青柳敦子
出演：辻 輝猛　小野田由紀子　武田 洋　段丈てつを　粟野志門　石川詩織
蓄音機演奏：佐藤隆俊
25日 開場18:30 開演19:30
26日 1st 開場14:30 開演15:30　2nd 開場18:30 開演19:30　￥3,700
チケットは南青山マンダラHPからご予約いただけます。
http://www.mandala.gr.jp/aoyama.html