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あおさんのブログ

こんにちは テアトル・エコーの青柳敦子です。「ぐるっぽ・ちょいす」というユニットで、舞台作品を作ります。ワークショップも開催します。人と人とのふれあいと、笑いを求めて今日も行く!! 一匹狼の演出家です。

   
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2月7日(金)と8日(土)の二日間、南青山マンダラでのライブ「岸田國士を読む」を無事に終えることができました。
2日間の3ステージ。
2日目は例の大雪。
それでも「無事に」といえるほど、あたたかいライブとなりました。

雪のせいで、多くのお客様が会場にいらっしゃることができなくなりましたが、それを上回る数のお客様が会場に足を運んでくださいました。
客席は、ガラガラになるどころか「さあ見に来ましたよ!」というエネルギーにガッツリ包まれて、それはそれは幸せなライブとなりました。

上演した二作品、こちらは『留守』の一幕です。

女中のおしまさんに小野田由紀子さん
お隣の女中のおやえさんに一青妙さん
近所の八百屋さんに落合弘治さん
そしてナレーターは高川裕也さん
佐野篤さんのチェロと、武田洋さんの「赤とんぼ」の歌が色を添えてくださいました。

稽古を始めた当初は、このメンバーで20歳そこそこの若人のムードを出すのは無理でしょ! という意見も出たりしましたが、どっこい!! 最終稽古では「これは当時を知っている世代は若い頃を思い出しますよ! いやあ浸りますよ~」と武田洋さんがうなるほどの若々しさに仕上がりました。

そしてこちらがもう一本の作品。とても長いサブタイトルがついているこれです。
『カライ博士の臨終-人生の最も厳粛であるべき瞬間に、わたくしがもし笑ひの衝動をおさへることができぬとしたら、いつたいどんな罪に問はれるであらう?』

『留守』とはうって変わって、佐野篤さんの打ち鳴らすアフリカの民族楽器、ジェンベとドゥンドゥンにのせて、出演者のみなさんには、それぞれ2役、3役とシーンによって演じ分けていただきました。

高川裕也さんがカライ博士こと加来典重と、博士と懇意の出版社玉石堂の浦
一青妙さんはカライ博士の妻、冬菜
落合弘治さんは医学部教授の早見博士と、雑誌「思念と行動」の記者 津丸
武田洋さんが一手に3役で、カライ博士の兄 雅重、近所の主治医 煙医師、そしてカライ博士の友人で倫理学の大里教授
粟野志門さんはカライ博士の直弟子 細木助教授
そして華みきさんがカライ博士の娘のネラ子と、看護婦の役を演じてくださいました。
語りを担当してくださったのは小野田由紀子さん。
本当にみなさん大忙しのパフォーマンスでした。

上演時間は『留守』が30分。『カライ博士の臨終』はリーディングとしては大作で、約65分。
とても濃密な時間でした。
そして、とても贅沢なキャスティングでした。

今回、何人かのお客様から、ある同じ言葉を感想としていただきました。
それが「圧倒されました」という言葉です。
こんな言葉を頂戴したのは初めて……かもしれません。

でもそれを信じたいと思うほど、今回のカンパニーのみなさんは本当に素晴らしいアンサンブルを見せてくたさいました。そのことに心から感謝します。
そして、あの雪のさなかにライブハウスへ足を運んでくださったすべてのお客様に、心から感謝の気持ちを伝えたいと思います。

どうもありがとうございます。

みなさまからの励ましの言葉を胸に、また、もっといいものを創る旅に出たい。
そう思っています。


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