あおさんのブログ
こんにちは テアトル・エコーの青柳敦子です。「ぐるっぽ・ちょいす」というユニットで、舞台作品を作ります。ワークショップも開催します。人と人とのふれあいと、笑いを求めて今日も行く!! 一匹狼の演出家です。
カテゴリー「日々雑感」の記事一覧
- 2025.01.22 [PR]
- 2019.04.30 ちょっと?な言い回し……
- 2019.02.06 今年の抱負
- 2018.06.15 ヘアドネーションしました!!
- 2018.03.27 嫁ぎました!!
- 2018.01.29 湿度の話:冬の50%と夏の50%は違う!?
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明日は5月1日……
5月1日と言えば「メーデー」と言っていたのは昭和のお話?
明日からは新元号「令和」のスタートですね。
このところ、色々なところでちょっと「ん?」と思うフレーズが聞かれました。
お別れの時のあいさつに加えて…
「よい令和をお迎えください」
これって、どうもちょっと不思議。。。。。
「よいお年をお迎えください」という年の瀬の挨拶と同じ言い回しですが、元号が変わるというのはそんなにことほぐことかしら?と、世事方向音痴の私などは思ってしまうこともあり……そもそも平成に変わった時、こんなこと言わなかったよなあ???と思い返し……。
改元……そういえば、そんな名前の風邪薬があったなあ!
丁度こんな改元騒ぎで世の中がにぎわっている頃に出たのかなあ?
あ、あれは改源でした……m(__)m
閑話休題……
そうか、平成に変わった時は、昭和の天皇が崩御されて間もなく、大喪の礼なんかが営まれて、国を挙げて喪に服すなんていうムード一色だったから、おめでた感はなかったんですね。
平成元年はいろいろな「騒がしいイベント」や「賑やかなこと」が中止になったりして……。
そんな改元だったことを思い出しました。
おめでた感よりおごそか感?
それが圧倒的に空気を支配していたのかもしれませんねえ。
天皇制云々、元号云々を考え始めると頭が泥沼になります。
元号って必要? でもなくなったら残るのは西暦? それっていわばキリスト教暦だよね? 皇紀ってのもあるか? でもそれは天皇制のスタートからだから事実上元号と起源が同じ? 何千年も続いた日本の文化だし? なくなったら何が残るんだろう? 長く続いていること(それを人は文化と呼ぶのかしら?)のイメージを変えてゆくのには、その文化が続いてきたのと同じぐらいの時間がかかるのかも?? あ、でも私そんなに元号に嫌悪感は抱いてないな? でも積極肯定でもないな? 時々不便だし……
そんなこんな色々あって……
「よい令和をお迎えください」
にはなんだか不思議を感じている今日この頃……
明日はもしかしたら「令和おめでとうございます」と皆さん言い合うのかしら?
ほんとに不思議な瞬間に立ち会っています……。
理由はなくて……
ただのズボラモード全開でした。m(__)m
で……
遅まきながら、今年の抱負を……
今年は……元気になる!!
これですね。
この一言に尽きます。
ついでなんですが、来年の抱負も決めちゃいました。
来年は……軽くなる!!!
これですね。
というわけで……
いろいろ断捨離もしていきたいこの一年です。
ぼちぼち頑張っていきましょう。
先日髪を切りました。
バッサリと!
ヘアドネーションしてきました。
こちらが寄付したかみの毛たちです。
隣りには、美容室の方が、ヘアドネーションの告知を添えてくれました。
最近タレントさんがヘアドネーションをしたことをネットに上げていて話題になっているのだそうですね。私は全然知りませんでした。(笑)
私にこれを教えてくれたのは、ある女性です。
その方は抗がん剤治療を受けたことがあり、その時の体験から、「寛解したらヘアドネーションしよう!」と決めていたのだそうです。
治療の後、生えてきたバージンヘア(と彼女は言っていました!)をそのまま伸ばして、もうすぐ寄付できる長さになるのだと……。
そうか、そんな活動もあるのか!と、ただズボラに髪を伸ばしていた私は、妙に意義を感じて、それからは必要な長さに達するまで、さらにズボラに髪を伸ばし続けました。それがようやく既定の長さを越えて……バッサリやってきました。
私の髪は、NPO法人Japan Hair Donation & Charity に届けられ、2年もの期間と工程を経て、医療用のウィッグになるのだそうです。
正直私は、ファッション用ウィッグと医療用ウィッグの違いすら知りませんでした。
医療用のウィッグは、頭を覆うベースの部分に、滑り止めのラバー素材などを使用していて、髪を固定するワンタッチピンなどを使わないのが特徴だそうです。お話を聞いてなるほどと思いました。
そしてしばらくして、こんなかわいいカードが届きました!
なんだかうれしい……
ヘアドネーションをするとき、髪質は全く問わないそうですが、何点か配慮が必要です。
31cm以上の長さがとれること
一部のサイトなどでは、16cm以上あれば寄付できるとの記載もあるのだそうですが、短い髪の毛は、ウィッグではなく実験・研究用に回されるのだそうです。ウィッグの仕上がりとしてショートになる場合でも、ウィッグを使う方に似合うようにカットするので長さは必要です。また、ロングのウィッグを作る際には、40cmから50cmの長さがいるのだそうです。髪の毛の長さ! 大事です。
健康な髪であること
寄付された髪の毛は、キューティクルをすべて剥がし、植毛の向きや毛の癖などの支障が出ないように加工されるそうです。健康な髪でなければこの作業に耐えられないというわけです! 引っ張ってプチッときれてしまうような髪の毛ではだめですよ!!
あとは、ヘアドネーションに協力しているサロンへ行ってドネーション用のカットを頼めば、必要な処理をしてくれます。興味を持ってくださる方がいらっしゃいましたら、こちらのサイトで検索してみてください。お近くに、ヘアドネーションをきちんと理解して協力してくれるサロンがあるかもしれません。
ヘアドネーション対応サロン検索サイト
そして、ヘアドネーション以外に「寄付金」でも協力できることをお知らせします。
いま、先に書いた「タレントさんのヘアドネーション」の影響などで、毛髪は集まるようになってきているのだそうです。ですが、それをウィッグに仕立てるための資金も必要!! むしろそちらの枯渇が、ニーズに応えていくために死活問題…なのだそうです。
寄付金を送りたいなと思ってくださる方…こちらのサイトをどうぞご覧ください。
NPO法人Japan Hair Donation & Charity
寄付金を送る: https://www.jhdac.org/support/charity.html
今回の私は、ズボラに伸ばしたままの髪だったので、毛先がバラバラで、きっと既定の長さに達しない物も、毛束にたくさんまじっていたと思います。それを見越して「40センチぐらいのところで切りますから」と美容師さんは言ってくれました。
今度は髪の手入れをもう少していねいにしていって、より良い状態の髪の毛で寄付できるようにしたいなと思いました。
この次の寄付は……何年後かな??
過日、めでたくつつがなく……
嫁ぎました。
なんていう書き出しで始まるときは、決まってなんか自分のこととは違うことを意味ありげに言っているだけだったりするのですが
ほんとうに嫁ぎました。
SPレコードが……。
はい、やっぱりそうでした。
すみません。
でもなんで「SPレコード」なのかって……そこは聞きたくなりません?
でしょでしょ、なるでしょ!?
と勝手に決めて書き進めます。m(__)m
それは今をさかのぼることおよそ7年前……
この作品のために購入したものなんです。
モーリス・パニッチ作 「ご臨終」
その時のブログがこちらです。
http://atsukoaoyagi.blog.shinobi.jp/Entry/34/
この芝居の中に、ケンプという男が、激高して、蓄音機でかけていたSPレコードを床に叩きつけて割るというシーンがあったんです。
「うーん…SPレコードを叩き割るってどんな感じだ??」
今手に入るLPレコードとは全く素材が違うらしいSPレコードの、割れる方、飛び散り方を確かめるために古道具屋で買った1枚のSPレコード。
収録曲も演奏者も全く確かめずに、ただSPレコードだったからというだけの理由で、叩き割るために買った1枚……
ところが、いざ実験!となったときに、やっぱりどうしても割る勇気が出なくて……だって、レコードですよ!? 演奏が、音楽が入ってるんですよ!
……というわけで、そのまま後生大事にしまいこんでいました。
そのSPレコード君が、この度めでたく蓄音機演奏家のオヤビン佐藤さんのもとに嫁ぎ、なんと立派に演奏されたのでございます。
こちらのダンディーな方がオヤビン佐藤さんです。
蓄音機でSPレコードを聴く会を2ヶ月に1回のペースで開催していらっしゃるのですが、そこに持ち込んだところ、この盤についてもいろいろ調べてくださり、実際に蓄音機で音を聴かせてくださいました。
このレコードに吹き込まれていた演奏は
Richard Crooks / リチャード・クルックスというテノールの歌声。
片面には「De Camptown Races / 草競馬」
裏面には「My Old Kentucky Home / 懐かしきケンタッキーの我が家」←ケンタッキー・フライドチキンのCMでおなじみの曲です。
どちらもアメリカを代表する作曲家、フォスターの名曲です。
この日は「ケンタッキーの我が家」の方を聴かせていただいたのですが、これが何とも想像をはるかに超えるジーンと胸に響く素晴らしい演奏……
一緒に聴いていた方から、思わず「割らなくてよかった!」と声があがるほどでした。
オヤビンからも「名盤でしたね」と言っていただき、嬉しいやらホッとするやら……
調べて見ましたら、このリチャード・クルックス(1900年-1972年)という歌い手は、ニューヨークのメトロポリタン・オペラの看板歌手だったという、押しも押されもしない実力者でした。
こちらが若き日のリチャード・クルックス氏(Wikipediaより)
どおりで……名演奏なわけです。
音源は、戦前(1936年)にレコーディングされたもので
それを戦後に再プレスしたものだそうです。
そんなことまでわかってしまうんですね!! すごいです。
……というわけで、オヤビンのもとへお嫁入りしたわがSPレコードちゃん
これで末永く、演奏してもらえます!
……といったら、オヤビンから「テノールだから、お婿入りかな?」と言われました(笑)
いい音をありがとう!!
温度だけじゃなく、湿度も表示してくれる温度&湿度計を買いました。
このところ、レッスンをしているアトリエの湿度が放っておくと20%台にまで下がってしまうという、すごい乾燥状態になってしまいます。それで部屋の湿度も気になって購入しました。
稽古場では、湿度確保の必殺秘密兵器が登場しています。
ジャン! 霧吹きです!!
こんな感じの……これです。
アイロンがけや、観葉植物などへの水やりに登場する霧吹きですが、劇場でもよく使います。
舞台の空中にシュコシュコ吹いて、舞台照明の熱や、エアコンによる湿度の極端な低下を補い、ほこりが舞い上がることも緩和してくれます。一時的にですが……。
その霧吹きでの空中散布をアトリエの空間でもバシバシやって、最低40%台を目指しています。
ところが今朝、湿度の計算のしかたでちょっともめまして…調べてみたら、完全に私の敗北でした!!(笑) 中学校二年生の科学で習うようなのですが……全く覚えてませんでした~!!
私たちの頃と今とでは、学習指導要領も変わっているので、もしかしたら習った時期は微妙に違うかもしれませんが…(-_-;)
湿度を求める公式は……
だそうです!
むむむ……わたしは単純に空気中の水蒸気量で算出するものと思い込んでいたのですが、分母が気温によって変わるんじゃないですか!? ということは、気温が低いときの40%と、うんと高いときの40%では、空気中の水蒸気量は違うってことなんですね!!
つまり、冬場の25%はめっちゃくちゃ乾いてるっていうことなんですね!!
なんと……驚愕の事実……わたしにとって……orz
まあ、結露しちゃうまであとどのくらい? っていう考え方で言えば、そういうことになるんでしょうね。
でものどの粘膜を守り、しっとり楽なコンディションで声を出そうと思ったら、冬は本当に過酷……っていうことですね!! こりゃあ、ますます霧吹きに頑張ってもらわなくちゃ!!!
……と、ひとつ学習した青柳でした……m(__)m