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あおさんのブログ

こんにちは テアトル・エコーの青柳敦子です。「ぐるっぽ・ちょいす」というユニットで、舞台作品を作ります。ワークショップも開催します。人と人とのふれあいと、笑いを求めて今日も行く!! 一匹狼の演出家です。

   

カテゴリー「2011 シェイクスピア・ウィーク」の記事一覧

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 『K・リア ~ヒメミコタチノオハナシ~』

稽古の様子やメンバーの横顔を紹介してゆくブログがスタートしました!!

うれしいですねえ。

公式ブログなんていうよりも、もう少しやわらかく、もう少し気楽に?
作品づくりの様子をお知らせしていく予定です。
あおさんのブログともどもご贔屓に……

公式じゃないブログはこちら

えっと……これでアドレスを長々と載せておかなくてもリンクするのかな??

稽古初日は25日の月曜日。
チラシもその日にでき上がります。

いよいよ本格的に動き出す感じです。
手に汗握ります。
冷汗も出そうです。

台本だけが……まだ仕上がっていません。(^_^;)

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グループAKT.T+ぐるっぽ・ちょいす公演 
『K・リア ~ヒメミコタチノオハナシ~』

シェイクスピアのあの名作で遊びまくる!
主役は三人の娘たち!!


東京公演: 9月10日~13日 武蔵野芸能劇場
京都公演: 9月17日~18日 京都府立文化芸術会館
*ぶんげいマスターピースVol. 3 「シェークスピア・ウィーク」参加作品
*京都国際舞台芸術祭「KYOTO EXPERIMENT 2011」提携公演
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ただ今『K・リア ~ヒメミコタチノオハナシ~』の脚本執筆中……

産みの苦しみと言えば美しいですが……
格闘しております。

思えば一番最初に出演者の女優さんんと言い交わしたのがこんな会話……

「まったく、出てくるやつらが揃いも揃いも馬鹿ばっかって言うか、みんな勝手よねえ!?」
「そうそう、まともなこと言ってるのって、ゴネリルぐらいじゃない?」
「女の生活感ってすごいよね!」

このゴネリルという女性が、悪名高きリア王の長女です。

領地や財産の半分を、父・リア王から受け継ぎ、そのかわりにひと月ごとに、妹と交代で父の衣食住の面倒を見る、という約束だったにもかかわらず、父親を冷遇し、追い出し、嵐のなかで狂乱させるという悪女。

でも、それは中学校や高校の、国語の授業やら文化祭やらで目にし、耳にしてきた『リア王』でのお話し。

よくよく戯曲を読んでみると、いろんな人が実に勝手にいろんなことを言ってるんですよ、これが。
その身勝手ぶり、我田引水ぶりは、ゴネリルなんて目じゃない感じです。
あの、清廉潔白、真実の愛の権化のように言われている「コーディーリア」
みなさまよくご存じの、リア王の末娘……
彼女だって相当なことを言ってました!! びっくりです。

そこで私は考えました。
この、誤解多き長女ゴネリル、彼女にグッと肩入れしたい!!
私はあなたの味方だよ~!!!

こうして漕ぎ出したした『リア王』という名の超大海原。
ただ今、大嵐と大波にもまれている感じですっ!!!!

果たして私は、最後までゴネリルに肩入れし続けられるのだろうか??

どうぞ皆様も、いちどオリジナルを読んでみてください。
シェイクスピア作 『リア王』
かなり、イメージ変わりますよ!!

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グループAKT.T+ぐるっぽ・ちょいす公演 『K・リア』

シェイクスピアのあの名作で遊びまくる!
主役は三人の娘たち!!


東京公演: 9月10日~13日 武蔵野芸能劇場
京都公演: 9月17日~18日 京都府立文化芸術会館
*ぶんげいマスターピースVol. 3 「シェークスピア・ウィーク」参加作品
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 1か月以上もブログの更新をしてませんでした。

……反省……

その間に「POWER FOR JAPAN」のチャリティー・ライブ&オークションをにぎやかに終え
ご案内のブログがこちら → http://atsukoaoyagi.blog.shinobi.jp/Date/201105/1.html
オフィシャルサイトはこちら → http://power4japan.com/
アテフ・ハリムさんのバイオリン・ソロ・リサイタルのお手伝いにはせ参じ
アテフさんのサイトはこちら → http://atefhalim.com/

そしてそして……今月末に脱稿するはずだった9月の「シェイクスピア・ウィーク」のための台本執筆の作業は、どこかへ遠~く行方不明になっておりました。……こんな忙しさになるとは思わなかった……と一応そらっとぼけてみますが、完全にこれ、体のいい現実逃避ですね。
はい。一応自分でも認識しております……

……反省……

それでも、元気な仲間たちのおかげでキャストも集合、
脚本分析のワークショップも快調に滑り出し、
東京公演のアンサンブルの出演者も続々と名乗りを上げてくれました。
京都でも、アンサンブルの募集が始まっています。

『リア王』のタイトルも、翻案を加味して変化
『K・リア』としてみました。
さらに、成長させて、サブタイトルも考えてみました。
Just an Idea! なのですが……

『~ヒメミコタチノオハナシ~』

ええ、今回の『リア王』
主役は3人の娘たちです!


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グループAKT.T+ぐるっぽ・ちょいす公演 『K・リア』

シェイクスピアのあの名作で遊びまくる!

東京公演: 9月10日~13日 武蔵野芸能劇場
京都公演: 9月17日~18日 京都府立文化芸術会館

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今年の9月に京都で開催される「シェークスピア・ウィーク」
京都府立文化芸術会館で上演する作品の稽古がいよいよスタートしました。
今回は東京公演も企画しています。
三鷹の駅前にある、武蔵野芸能劇場をおさえることができました。

え? 本番は9月なのに?? 今から??? もう稽古????
と思われた方もあるかもしれませんね。

はい。かなり早目のスタートです。

今回、題材に取り上げるのはシェイクスピア作品の中でも、名作中の名作!
メジャー中のメジャー!!
あの「リア王」です。

作品をタテから、ヨコから、ナナメから…、前から、裏から、後ろから…
色々に眺めまわす作業を積み重ねて
まさに「いま」の物語として再構築する試みをしようと考えています。

そのためのブレーン・ストーンミングと読み合わせの作業をスタートいたしました。

その第1回目に顔をそろえたメンバーからは
「ほんとにこれって、こんな物語だったんだ!」
という驚きと共感の声があの場面でもこの場面でも出てきました。
本当に刺激的です。

さて、ここから作品はどんな風に育ってゆくのか!?

私にも行き着く先はまだ見えません。

ともかくみんなで創り上げる!!!
その苦しみを楽しみたいと思います。
昨年11月、京都で開催された「シェイクスピア・コンペ」で優秀賞をいただきました。

そして今年9月、同じ京都で開催される「シェイクスピア・ウィーク」に招待していただきました。

シェイクスピアを題材にした新作を持って、もう一度京都を訪れることができること。
本当に幸せに思います。
『ヴェローナの二紳士』でともに優秀賞を受賞した「グループAKT・T」と
『ご臨終』を上演した「ぐるっぽ・ちょいす」が手を取り合って、新作創りに挑みます。

取り上げる作品は、名作中の名作、知名度ナンバーワン(多分??)

『リア王』です。

ブリテンの老王リアが、3人の娘に全てを託して引退しようとする。
そのために「どれほど自分の愛しているか」を言葉で証明せよと命じる。
二人の姉はそつなく見事にそれをこなすが、末の妹コーディリアは王の耳に心地よい言葉を選べない。
その結果、コーディリアは老王の怒りを買って勘当され、その身はフランス王が王妃に迎えるべく引き取ってゆく。
老王は残った二人の姉妹の家に1カ月ずつ滞在することにしたが、姉妹の対応は日に日に冷たくなってゆくように感じる。
耐えがたさをを覚えた老王は、とうとう荒野へ飛び出し、どん底の日々の中で正気を失ってゆく。
一方老王不在のブリテンでは様々な人間の思惑が飛び交い、国政は混乱してゆく。

芝居の終盤、父を思ってフランスからブリテン入りしていたコーディリアと共に、老王までも捕虜として捕えられてしまう。
老王は、父と娘としての愛情抱きしめて一緒に生きていこうとコーディリアに話しかけるが、その末娘コーディリアも命を断たれてしまう。
怒りと絶望と後悔の内に、老王リアも絶命する。

中学校や高校でも教材として取り上げられることの多いこの作品。
「本当の愛」をめぐる物語として
コーディリアを真心の人
二人の姉を不実の人
リア王が真実に目覚めて後悔する人
という構図で読まれることが多いような気がする。

だが私の興味は違う所にある。
「王」というペルソナを演じ続けなければいけない立場にありながら、それを外したがっている男
「王女」と言うペルソナを演じながら「娘」としての日常的な立場も併せ持つ女たち
それに「臣下」としてのペルソナを演じながら、「自分の生活」も天秤に掛ける男たち
こうした人間たちが、王による財産の生前分与と権力の移譲と言う前代未聞の事態を前にどんな行動を選んでゆくかという、その悲劇性(喜劇性ともいえるかもしれない)にフォーカスを当てたい。

完全な善人はいない。
だが完全な悪人もいない。
そこにあるのは、人生を図る物差しの差だ。

非常事態に人はどんなストレスを感じ、何を理不尽と思い、どんな行動を選ぶか……

リア王をそんな切り口で読み解いてみたい。

震災も
中東情勢も
日本の経済状況も
政治も
全てがそのヒントになっているように思う。

あらゆることが、いま目の前で私を「リア王」に導いて行ってくれている。
そんな運命的なものを感じていると言ったら、大げさだろうか?

なにか、この作品にミッションめいたものを感じている今日この頃……
いよいよ始動です。

まずは……上演台本……書かなきゃ……(^_^;)
さあ、これでもう後には引けないぞっと!
   
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