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あおさんのブログ

こんにちは テアトル・エコーの青柳敦子です。「ぐるっぽ・ちょいす」というユニットで、舞台作品を作ります。ワークショップも開催します。人と人とのふれあいと、笑いを求めて今日も行く!! 一匹狼の演出家です。

   
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南青山マンダラ PRESENTS 「岸田國士を読む。夏」
皮切りの2グループのライブが無事に終幕しました。
切り口もテイストも全く違う、それぞれに個性的なライブでした。

ライブは今月いっぱい続きます。どうぞみなさまご来場くださいませ!!
詳細はこちらをどうぞ……

   こちらはプリントアウトしてご利用いただけます。

さて、こちらでは出演者のご紹介を続けていきましょう。
2番バッターはこちら!!

  小野田由紀子(おのだ・ゆきこ)さんです。

小野田さんとは不思議なご縁……というか不思議とご縁をいただく方です。

そもそも私が「岸田國士を読む」のシリーズに参加させていただくきっかけを作ってくれたのが、小野田さんです。彼女自身がプロデュースする「岸田國士を読む」の企画に、私を演出として呼んでくださったのがきっかけでした。

その時のチラシがこちらです。

  なんと松山政治さん愛佳さん親子の共演でした!

他にも今回出演くださる辻輝猛さんと引き合わせてくださったのも小野田さんですし…
初めてお会いした舞台、2007年レクラム舎の「場所と思い出」&「冬の夜ばなし」から始まって…京都にも2回ご一緒しましたし、このシリーズも3本目? そのたびにいろいろな方と出会わせていただいています。

もちろん、小野田さんと出会えたこと、そうして一緒に研鑚してゆくてごたえを感じあえる間柄でいられること、これが本当に幸せなことです。

そんな小野田さんが演じる役どころは?

……電話の向こうとこちらに翻弄される「女」の役。

どうぞご期待ください!!


◆ 8月 25日(月) 26日(火) 
「頼母しき求縁」「音の世界」
演出:青柳敦子
出演:辻 輝猛 小野田由紀子 武田 洋 段丈てつを 粟野志門 石川詩織
蓄音機演奏:佐藤隆俊
25日 開場18:30 開演19:30
26日 1st 開場14:30 開演15:30 2nd 開場18:30 開演19:30 ¥3,700
チケットは南青山マンダラHPからご予約いただけます。
http://www.mandala.gr.jp/aoyama.html
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今日は8月11日。
東京は、まだ風がかなり強めですが、台風一過の青空となりました。
南青山マンダラでは、リーディング・ライブ・シリーズ「岸田國士を読む。夏」がいよいよ開幕となります。甲子園じゃありませんが、私たちの暑い(熱い?)夏が始まります!!
皆様どうぞご来場くださいませ。

詳細はこちらをご覧くださいませ。

    チラシ画像はプリントアウトしていただくこともできます。

さて、続きまして、チーム青柳の出演者ご紹介を続けさせていただきます。
俳優のトップバッターは、この方……

  辻輝猛(つじ・てるたけ)さんです。

辻さんは堀の深い顔立ちに、優しい物腰……
がっちりとした大きな体つきに似合わず、とてもよく周囲の方に気を使ってくださって、頼れるアニキみたいなところがあります。

実は辻さんのご家族は皆さん揃って表現者!!
お父様は俳優の辻萬長さん。井上ひさしの作品を上演する劇団「こまつ座」の主力俳優さんです。
そしてお母様は童話作家の辻邦さん。
弟さんはミュージシャンで作曲家でもある辻敦尊さん。

「辻さん一家で、作、出演、音楽まで全部できて上演までやれそうですね!」と言ったら、本当にそういうグループを組んでいらっしゃいました。
家族の頭文字をとって、「グループAKT. T」
すばらしいです!!!

さて、そんな辻輝猛さんに今回挑んでいただいている役の一つが『音の世界』という作品の中の「男乙」……岸田國士はこの芝居の登場人物に名前をつけていません。
「乙」が出てくるということは、お察しの通り「男甲」も出てきます。そして「女」も……
なんだかそれだけでいわくありげでしょ?

というわけで、辻さんにはわけあり男の影とジレンマに挑戦していただいておりますが……
いつもの温和な辻さんとは全く違う顔を見せてくださっています。
正直、時々ちょっと怖いくらい……??

辻さんの繊細でひだの細かな部分と、大胆さ、おおらかさが絡み合って、とても面白い役が立ち上がりつつあります。楽しみです。

◆ 8月 25日(月) 26日(火) 
「頼母しき求縁」「音の世界」
演出:青柳敦子
出演:辻 輝猛 小野田由紀子 武田 洋 段丈てつを 粟野志門 石川詩織
蓄音機演奏:佐藤隆俊
25日 開場18:30 開演19:30
26日 1st 開場14:30 開演15:30 2nd 開場18:30 開演19:30 ¥3,700
チケットは南青山マンダラHPからご予約いただけます。
http://www.mandala.gr.jp/aoyama.html
イベントが近づくと、毎度毎度焦って始める出演者のご紹介。
またまた始めてみようと思います。

今回何と言っても私が興奮しているのが、この方の出演です。

  えー、蓄音機さんです。本物です。ビンテージです。携帯用です。

もちろんこの方は、たった一人では何もできません。
何もしない蓄音機さんなんて、それではただのインテリアです。

そこでこの蓄音機さんの側には、いつも彼(あれ?彼女かな?)を存分に活かしてくれる頼もしい相棒が必要になってくるのです。

その相棒さんがこの方。

  「どうも、佐藤隆俊です」 「はい、こんにちは!」

ステキなおじさまでいらっしゃいます。
本業はなんとカメラマン!! かっこよすぎます!!
蓄音機とSPレコードの素晴らしさを広めたいと、いろいろなところで演奏活動をしていらっしゃるそうです。

この蓄音機さん、電気的な動力をまったく使っていません。
ゼンマイが動力なのだそうです。
それをハンドルでくりくりと締めて、ターンテーブルを回します。

そして出てくる音が……良いんです!!
しかもかなりしっかりとした音量が出ます。
味のある、素敵な空気が広がります。

今回は終演後に、SPレコードを聴きながらひと時過ごしていただくリクエストタイムも持つ予定です。ゼンマイをまいたり、針を替えたり、レコード盤をひっくり返したり……

そんな佐藤さんの姿も素敵です。

どうぞお楽しみに!!!

ライブの詳細はこちらです。

◆ 8月 25日(月) 26日(火) 

「頼母しき求縁」「音の世界」
演出:青柳敦子
出演:辻 輝猛 小野田由紀子 武田 洋 段丈てつを 粟野志門 石川詩織
蓄音機演奏:佐藤隆俊
25日 開場18:30 開演19:30
26日 1st 開場14:30 開演15:30 2nd 開場18:30 開演19:30 ¥3,700
チケットは南青山マンダラHPからご予約いただけます。
http://www.mandala.gr.jp/aoyama.html
またまた岸田國士に挑むことになりました!

2月に続いて8月25日と26日の両日、リーディング・ライブを演出します。

 こちらがチラシでございます。

会場はもうおなじみになりましたでしょうか?
「南青山マンダラ」です。



マンダラは本当に素敵な空間です。
ラグジュアリーな感じがあるのに、敷居が高い感じがしない……。
いろいろなところに曲線が配置されていて、堅苦しくない……。

おとなな皆様に集っていただきたいライブハウスです。(^_^)v

今回も私がやりたい作品を2本選ばせていただきました。

「頼母しき求縁」そして
「音の世界」の2作品です。

どちらも昭和ひとけたに発表されたのですが、今回はその当時の音源を使って作品をお届けいたします。

「当時の音源?」とお思いになりましたか?
ええ、本当に当時の人たちが(ということは岸田國士自身も?)耳にしていたSPレコードを、手回しの蓄音機で流しながらのライブです。

生の蓄音機の音を聞いたことがありますか?
実は想像を超えたいい音です。

大正、昭和の映画やお芝居には、カフェーで蓄音機の音をバックに女給さんとダンスを踊る、なんていう描写が出てくることがあります。それを見るたびに「どんな小さな音に耳をそばだてながら踊っていたんだろう?」なんて思っていたのですが、なんのなんの、圧倒されるほどの音が出るんです!!

そして本当に味のあるあの音……デジタルでは味わえませんね!

本当に感動的です。

そんな素敵な蓄音機くんをメンバーに加えての今回のライブ、どうぞご期待ください。
電気的な動力ゼロで演奏してくれる蓄音機に敬意を表して、今回は俳優陣もマイクなしで演じます!

◆ 8月 25日(月) 26日(火) 
「頼母しき求縁」「音の世界」
演出:青柳敦子
出演:辻 輝猛 小野田由紀子 武田 洋 段丈てつを 粟野志門 石川詩織
蓄音機演奏:佐藤隆俊
25日 開場18:30 開演19:30
26日 1st 開場14:30 開演15:30 2nd 開場18:30 開演19:30 ¥3,700
チケットは南青山マンダラHPからご予約いただけます。
http://www.mandala.gr.jp/aoyama.html


2月7日(金)と8日(土)の二日間、南青山マンダラでのライブ「岸田國士を読む」を無事に終えることができました。
2日間の3ステージ。
2日目は例の大雪。
それでも「無事に」といえるほど、あたたかいライブとなりました。

雪のせいで、多くのお客様が会場にいらっしゃることができなくなりましたが、それを上回る数のお客様が会場に足を運んでくださいました。
客席は、ガラガラになるどころか「さあ見に来ましたよ!」というエネルギーにガッツリ包まれて、それはそれは幸せなライブとなりました。

上演した二作品、こちらは『留守』の一幕です。

女中のおしまさんに小野田由紀子さん
お隣の女中のおやえさんに一青妙さん
近所の八百屋さんに落合弘治さん
そしてナレーターは高川裕也さん
佐野篤さんのチェロと、武田洋さんの「赤とんぼ」の歌が色を添えてくださいました。

稽古を始めた当初は、このメンバーで20歳そこそこの若人のムードを出すのは無理でしょ! という意見も出たりしましたが、どっこい!! 最終稽古では「これは当時を知っている世代は若い頃を思い出しますよ! いやあ浸りますよ~」と武田洋さんがうなるほどの若々しさに仕上がりました。

そしてこちらがもう一本の作品。とても長いサブタイトルがついているこれです。
『カライ博士の臨終-人生の最も厳粛であるべき瞬間に、わたくしがもし笑ひの衝動をおさへることができぬとしたら、いつたいどんな罪に問はれるであらう?』

『留守』とはうって変わって、佐野篤さんの打ち鳴らすアフリカの民族楽器、ジェンベとドゥンドゥンにのせて、出演者のみなさんには、それぞれ2役、3役とシーンによって演じ分けていただきました。

高川裕也さんがカライ博士こと加来典重と、博士と懇意の出版社玉石堂の浦
一青妙さんはカライ博士の妻、冬菜
落合弘治さんは医学部教授の早見博士と、雑誌「思念と行動」の記者 津丸
武田洋さんが一手に3役で、カライ博士の兄 雅重、近所の主治医 煙医師、そしてカライ博士の友人で倫理学の大里教授
粟野志門さんはカライ博士の直弟子 細木助教授
そして華みきさんがカライ博士の娘のネラ子と、看護婦の役を演じてくださいました。
語りを担当してくださったのは小野田由紀子さん。
本当にみなさん大忙しのパフォーマンスでした。

上演時間は『留守』が30分。『カライ博士の臨終』はリーディングとしては大作で、約65分。
とても濃密な時間でした。
そして、とても贅沢なキャスティングでした。

今回、何人かのお客様から、ある同じ言葉を感想としていただきました。
それが「圧倒されました」という言葉です。
こんな言葉を頂戴したのは初めて……かもしれません。

でもそれを信じたいと思うほど、今回のカンパニーのみなさんは本当に素晴らしいアンサンブルを見せてくたさいました。そのことに心から感謝します。
そして、あの雪のさなかにライブハウスへ足を運んでくださったすべてのお客様に、心から感謝の気持ちを伝えたいと思います。

どうもありがとうございます。

みなさまからの励ましの言葉を胸に、また、もっといいものを創る旅に出たい。
そう思っています。


   
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