あおさんのブログ
こんにちは テアトル・エコーの青柳敦子です。「ぐるっぽ・ちょいす」というユニットで、舞台作品を作ります。ワークショップも開催します。人と人とのふれあいと、笑いを求めて今日も行く!! 一匹狼の演出家です。
カテゴリー「MANDALA」の記事一覧
- 2025.01.22 [PR]
- 2018.08.12 恒例!!「岸田國士ライブ」またまたやります!!
- 2018.01.11 「岸田國士を読む。2018冬」がやってくる!
- 2017.02.02 岸田國士 in 吉祥寺!
- 2016.12.21 「岸田國士を読む。」2017年冬……始動です!
- 2016.08.06 「岸田國士を読む。2016夏」 感謝!
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それでも地球は回る……
というか、時はかわり、世は移り……
といいますか……
恒例のイベントがまたまたやってくることになっております。
MANDALA Presents Reading Live 2018「岸田國士を読む。夏」
こちらが総合チラシでございます!
今回は5グループが参加。ちょっと数は少ないですが、その分岸田愛で勝負です!!
わたしたちのライブは9月4日(火)
今回頑張って、単独チラシも作ってみました。
こちらでございます!
今回は敢えて戯曲ではなく、とても短い小説……といえるかなあ? というような短い読み物に、「仏蘭西歌」→ シャンソン と踊りを絡ませてみました。
岸田國士は、フランスで演劇の真髄にふれました。
フランス語を武器に、ヨーロッパで仕事もしました。
そうそう、第一次大戦後のジュネーブ講和会議で、ドイツとイタリアの国境線変更に関わる部門の日仏通訳を務めた経験も持っているのだそうです。
そんな岸田が描くフランスの風景、フランスの人情、フランスのひとこま……
それをシャンソンと共にお届けいたします。
ライブハウスに吹け! フランスの風!!!
そうそう、ライブ当日には、フランスのおいしいものが料理や飲み物を彩る予定です!
・世界一おいしい塩と言われている「ゲランドの塩」
・フランスで採れたオリーブの実から生まれた純フランス産オリーブオイル
(写真はイメージです)
ライブと一緒に、どうぞフランスの味と香りもお楽しみください!!
チケットはこちらでお求めいただけます
南青山マンダラ チケット予約フォーム
https://ssl.form-mailer.jp/fms/c5c7dcdf299538
今年の最初のイベントはこれ!
恒例です!!
ライブハウス、マンダラ・グループの三つの会場に、岸田國士好きが集まります。
私は今回参加しませんが、実行委員長さんとして皆さんのライブを見守りたいと思います。
MANDALA Presents Reading Live 2018 岸田國士を読む。冬
こちらが豪華チラシでございます。m(__)m
今回、チラシに初めて岸田國士を紹介する文章を掲載しました。
こんな感じです。
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岸田 國士 (きしだ・くにお 1890~1954)
日本の現代演劇の黎明期を牽引した日本の劇作家・演出家・小説家・評論家・翻訳家。
軍人だった父の意向で一度は少尉に任官したが早々に退任し勘当を受ける。
フランス文学や近代演劇を学ぶ。
1954年、演出をしていた文学座公演『どん底』の舞台稽古中に倒れ死去。
享年63歳。
この文章を書いていて、改めて思い出したことがありました。音大生だった頃に講義で聞いた、教授のこんな一言です。
「天才は、一人で数十年も百年も歴史を先に進めてしまうものです。モーツァルトがまさにそうでした。彼は古典派の時代に生まれながら、その技法はロマン派はおろか、印象派までを網羅してしまっています。まるで歴史が彼の後を追いかけたかのようです」
この言葉をそっくりそのまま岸田國士に当てはめることもできると思ったのです。
岸田國士の作品は、今取り上げても全く古さを感じません。
それどころか、彼の劇作の技法は、大正から終戦直後を通り越して、1960年代以降になって出てきたような先鋭的な試みまでふんだんに盛り込まれています。
ある戦後を代表する現存作家の作品の後書きに「~知られるように、〈ゲーム〉〈レッスン〉あるいは〈ごっこ〉を劇作にとり込んだ最初の作家である」と書いていた方がありましたが、どっこいどれもみんな岸田國士が戦前に軽々とやってのけちゃっているのです。
手法に長けていただけでなく、岸田國士の作品はどれを読んでも行間の描写がすごいことも特筆です。
本当に、どうしてこんなことが読み解けるんだ? 描けるんだ? と思うほど。本当に怖いほどの人間観察の目がそこかしこに隠されているのに出くわして、毎回舌を巻くのです。岸田國士自身は「自分の書いていることは全てフィクションだ」というようなことを書いていますが、それが信じられないのです。いやいや、どこかで似たようなことがあったのじゃないですか?と勘ぐりたくなるのです。
こんな素敵な作品を書いていた人がいることを、多くの方に知ってほしい!
岸田國士のみならず、たくさんの面白い演劇作品が日本にはあることをいろんな方に知らせたい!
そして皆さんにふれてほしい!!
そんな思いを抱きつつ……
今年は新しいアクションに乗り出そうと思っています。
……と書いてしまえば、やらざるを得なくなるだろう。
と、自分のおしりをたたくのでした。まる。
今年も始まりました。
Reading Live 「岸田國士を読む。」
2017年冬の陣でございます。
冬とは言いながら、今年のぐるっぽ・ちょいすの登場は3月2日の木曜日
ほとんど春でございます。
リーディングというと、演劇仲間の間ではとかく簡単に見られがちです。
曰く……
「稽古回数少なくってできるもんね」
「台詞覚えなくっていいもんね」
「セットとかいらないしね」
「まあ安く上がるって感じ?」
「芝居やるより簡単だよね~」
なんて言う人結構います。(-_-;)
でも、違うんです。
声を大にして、いや文字を大にして言いたい!
違うんです!
リーディングは、海外では演劇と同じクオリティの演目として普通に上演されることが多いそうです。もちろん、作品をブラッシュアップするためのお試し読みとしてのリーディングもありますが……
全てを目の前に実際に表してしまうのが芝居だとしたら…
見る人の自由なイメージにゆだねるのがリーディング…
作り込む深さは変わりません!!
岸田國士のシリーズには、そんなリーディングの面白さと、芝居ではないけど見ても楽しめる表現を求めた勇者たちが集ってくれています。
なんと、2月27日に登場の南谷朝子組は、昨年12月から既に稽古に入っていたそうです!
すごい!!!
私たちも負けてはいられません!!
楽しんでいただける作品に仕上がるよう、頑張ります!
こちらの稽古場も熱いのですよ~!
どうぞ皆様、吉祥寺曼荼羅へお越しくださいませ!!
岸田國士を読む in 吉祥寺
3月2日(木) 昼 15:30開演 夜19:30開演
「チロルの秋」「是名優哉」
演出:青柳敦子
音響デザイン:山崎哲也
出演:松岡洋子、粟野志門、澤山佳小里
演奏:佐野篤
舞踊:小泉ちづこ
会場 吉祥寺曼荼羅
チャージ 3,000円(入場時に別料金にて1ドリンクのご注文をお願いいたします)
こ・れ・です!
どーん!
MANDALA Presents Reading Live 2017 岸田國士を読む。
こちらが豪華(?)二つ折りチラシです(笑)
4年前……初参加をした時には、この企画にこんなに入れ込むことになろうとは、思ってもみませんでした。最初に声をかけてくださった O嬢に心から感謝しています。
今はこのシリーズが面白くて面白くてたまりません。
見ても楽しめる演劇的ライブ…という切口にたくさんの可能性を感じています。
ちょっとずつ成長をしている企画は、今回新境地です!!
ひとつは「吉祥寺曼荼羅」での同時開催
そしてもうひとつは「公募」による参加者の募集
どちらも願った通りに実現しました。
協力してくださって皆さま
参加・出演してくれる方たち
幸せな出会いを作ってくれたあらゆることに感謝です。
これからもっともっと仲間が広がりますように!
青柳が演出するぐるっぽ・ちょいすのライブは、吉祥寺曼荼羅で……
2017年3月2日です。
たった一日限りのライブ……。
あの洞窟のようなユニークな場所で
いつもよりちょっとだけジャンプした演出で……
みなさまにお会いできる日が待ち遠しいです。
FBページはこちら(よろしければ「いいね!」をお願いします!)
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そして「岸田國士を読む in 吉祥寺」のページはこちらです♡
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